【BW2シングル6→3】ランクルス+ローブシン
ポケモン | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 |
---|---|---|---|---|---|
ランクルス | サイコキネシス | 毒々 | 自己再生 | トリックルーム | 火炎珠 |
ローブシン | 馬鹿力 | 冷凍パンチ | 雷パンチ | マッハパンチ | 命の珠 |
ボルトロス(霊獣) | 10万ボルト | めざめるパワー氷 | 気合玉 | 悪巧み | オボンの実 |
ハッサム | 蜻蛉帰り | バレットパンチ | 剣の舞 | 羽休め | オッカの実 |
カイリュー | 逆鱗 | 炎のパンチ | 神速 | 寝言 | 拘り鉢巻 |
スイクン | 熱湯 | 凍える風 | 瞑想 | 眠る | カゴの実 |
第4回微粒オフ(ランダムマッチ準拠シングル6→3)で使用した構築です。
以下個別解説。
◇ランクルス 図太い(217-63-126-145-118-50)
サイコキネシス 毒々 自己再生 トリックルーム @火炎珠
ローブシンを軸とする構築が急増している状況に一石を投じたいと思い、採用に踏み切りました。
ランクルスのメリットは以下の通り。
- ローブシンに強いトリル始動ポケモンである
- ドータクン、サマヨール、ポリゴン2といった他のトリル始動役に居座ることができる
- 上記のポケモンでネックになりがちな胞子の一貫性を消すことができ、欠伸ループを脱出する手段を持っている
- マンムー、バシャーモ、テラキオン等といった雨の取り巻きに比較的強い
相手の格闘を止める役割を持っているのでサイコキネシスは切れません。相手のソーナンスにこちらのローブシンをキャッチされると厳しい試合展開になると予想されますので、ランクルスがナンス対面で居座れるように毒々を採用しました。これは晴れパの朝の日差し持ちクレセリアに対しても有効です。トリル下で最遅ブシンよりも先に動きたいのはありましたが、サマヨールに身代りを貼られる前に毒を仕込みたかったので素早さ補正は下げていません。
◇ローブシン 意地っ張り(205-211-122-×-86-66) ※ちからずく
馬鹿力 冷凍パンチ 雷パンチ マッハパンチ @命の珠
トリル下のエースポケモンです。一般的なキングドラ等を1発で仕留める為に馬鹿力を採用しています。格闘弱点に対しては、後発チェンジを見越して冷凍パンチ及び雷パンチから打つことが殆どで、仮に居座られても珠マッハの圏内であることが多く、馬鹿力をメインに据えていても不便に感じることは少ないです。
◇ボルトロス 臆病(161-99-90-184-107-168) ※霊獣フォルム
10万ボルト めざめるパワー氷 気合玉 悪巧み @オボンの実
- 202-101ヤドランを10万ボルトで13/16で1発
- オボン込みで地球投げを4発耐える
- 177ボルトロスのめざめるパワー氷をオボン込みでほぼ2回耐える(下2)
- 182ラティオスの流星群を確定で耐える
- 142ニョロトノの雨ハイドロポンプを確定で耐える
- 99クレセリアの冷凍ビームを確定で2回耐える
電気技の一貫性を消すことができる高火力アタッカーです。こちらのハッサムやスイクンに電気技を打ち辛くなっています。化身ボルトロスと異なり、Sが低く打ち合いに弱くなってしまったので、オボンを持たせてタイマン性能を確保しました。受けループや晴れパに積極的に選出させるポケモンとしたいので、こうした構築に組み込まれやすいボーマンダやキュウコンを圧倒するため、最低限の耐久を確保して最速を維持させました。
◇ハッサム 腕白(177-154-134-×-127-86)
蜻蛉返り バレットパンチ 剣の舞 羽休め @オッカの実
- 182マンムーの地震をほぼ2耐え(下2)
- 200ハッサムの鉢巻燕返しをほぼ2耐え(下2)
- 204カイリューの鉢巻逆鱗をほぼ2耐え(下3)
- 181ラティオスの瞑想1積み珠めざめるパワー炎をオッカ込みで確定耐え
- 182ラティオスの眼鏡波乗りをほぼ2耐え(下3)
上記の3匹では初手ラティオスがあまりにも手薄になっているので、耐久重視のハッサムを採用しました。対ラティに後出しするにあたって必要最低限であると思われる特殊耐久を維持しています。AとBの天秤が難しく、結論は出ていませんが、鉢巻ハッサムに居座れるポケモンが少ないため物理耐久を重視しました。A重視の場合は175-173-120-×-127-85になるかと思います。
◇カイリュー 意地っ張り(191-172-116-×-132-125)
逆鱗 炎のパンチ 神速 寝言 @拘り鉢巻
だいあんさん(情報操作大安定:http://d.hatena.ne.jp/daian0721/20120820)の配分を頂きました。
トリル軸構築なので、積み技を使うという悠長なことはできません。よって1発の火力を重視したいということもあり、優秀なタイマン性能と速効性を兼ね備える鉢巻カイリューを採用しています。
選出の幅を広げるため、ハッサム以外にもラティオスと打ち合えるポケモンが欲しかったので、この配分となりました。この耐久と火力を両立することで、眼鏡ラティオスの出鼻を挫くことができますし、175-101程度のラティオスであっても、鉢巻逆鱗でリフレクターを貫通して処理することができます。
他に炎技をいれるスペースが無く、ハッサムに対する有効打が欠けていたので馬鹿力ではなく炎のパンチを採用しています。
◇スイクン 臆病(205-78-142-110-135-146)
熱湯 凍える風 瞑想 眠る @カゴの実
カバドリ、受けループ、雨パ等に満遍なく選出できる瞑想スイクンです。霊獣ボルトロス+ローブシンだけでは、受けループの派生選出である【バンギラス+エアームド+ラティオス】等に勝てないので、補完として瞑想スイクンを入れる形で、ようやく対受けループを見られると思っています。後ろから投げられるラティオスやボルトロスに先制して瞑想を積める状況を作りたいと考え、凍える風を採用しています。
選出の一例
VSトリルブシン:【ランクルス+ローブシン+α】
ランクルスが最も真価を発揮できるカードである。
VS壁:【カイリューorボルトロスorランクルス+α+β】
初手が重要である。見せ合いの段階で壁始動ポケモンを見極め、それを意識した選出をしていく。
VS雨:【ランクルス+ローブシン+ボルトロスorカイリューorスイクン】
こちらに天候変化ポケモンがいないので雨主軸の選出が予想される。トノグドラ選出ではトリル化のローブシンの一貫性を止められないのでローブシンに強い単エスパーやウルガモスが3匹目に入ってきやすいと考える。3匹目にはそのメタを組み込む。
VS晴:【ボルトロス+カイリュー+α】
対晴れにおいては相手のバンギラスの同居は考えにくく、さらに中速のポケモン(キュウコン、クレセリアetc)が選出のメインを占める。よって霊獣ボルトロス主軸の選出が非常にしやすい。ここで霊獣ボルトが最速を維持できている点が生きてくる。また、対ドレディア等を考えると、眠り耐性が有り、神速を持っているカイリューも選出しやすい。
VSカバドリ:【選出例1:ランクルス+α+β】
ランクルスでトリルを決めてローブシンの冷凍パンチを一貫させるのが最も強い形である。他にもカイリューで眼鏡ラティの出鼻を挫く、瞑想スイクンで積んで全抜きを狙うなど、選出したいポケモンは多いので派生選出は作りやすい。
選出回数
全13戦